SNSの理想体型に振り回されない!現実的な目標で続けるダイエット

はじめに
こんにちは!REGUTS守谷店トレーナーの清水です!
インスタグラムやTikTokなどのSNSでは、引き締まったウエスト、ぷっくりしたヒップ、長くて細い脚など、まるでファッションモデルのような体型の写真や動画が毎日のように流れてきます。
「こんな体型になりたい」「私も早く痩せなきゃ」と焦る気持ちになったことはありませんか?
でも、SNSに映る“理想体型”が、必ずしも健康的で現実的なゴールとは限りません。
画像加工や角度・照明の工夫によって、実際とは異なる印象を与えることも多く、私たちは知らず知らずのうちに「現実離れした目標」を追いかけてしまっているかもしれません。
そしてそれが、焦りやプレッシャーになって、無理なダイエットや短期間での減量に走ってしまう要因になります。
健康的な体作りのためには、まず“自分にとっての理想”を見直すこと。
そして、SNSではなく「自分自身の変化」に目を向けることが大切です。
この記事では、SNSの情報に振り回されず、現実的で健康的なダイエットを続けるための考え方と、短期間での結果を求めずに長く続けられる工夫を紹介します。
SNSの理想体型は本当に現実的?

SNSでよく見かけるスリムで均整の取れたボディ。
一見、完璧なスタイルに見えますが、それが本当にリアルな姿でしょうか?
実は、SNSにアップされる写真や動画の多くは、撮影前のポージング、照明、角度、さらには編集アプリによる加工が施されています。
脚を長く見せたり、ウエストを細くしたりする加工は簡単で、もはや誰でもできる時代です。
しかし、それを見た私たちは「これが本当の体型なんだ」と錯覚し、「自分もこれくらいにならないとダメ」と自分を追い込んでしまいがちです。
これは非常に危険な考え方です。
骨格や体質、生活スタイルは人それぞれ違います。
他人の理想をそのまま自分のゴールにしてしまうと、自分の体に合わない無理な食事制限や運動をしてしまい、かえって体調を崩すリスクもあります。
SNSはあくまで「他人の一瞬」を切り取ったもの。
ダイエットやボディメイクは、その人の生活背景や努力の積み重ねの上に成り立つものです。
それを理解したうえで、自分にとって無理のない現実的な目標を立てることが、健康的なダイエットの第一歩です。
「短期間で結果を出す」ことの落とし穴

「夏までに−5kg!」「1週間で腹筋を割る!」といった短期集中型のダイエット広告を見かけることがありますが、こうした急激な結果を求めることには大きな落とし穴があります。
まず、短期間で体重を落とすと、真っ先に減るのは水分や筋肉です。
脂肪が燃えるには時間がかかりますし、体がエネルギー不足を感じると、代謝が下がってしまうため逆効果になることもあります。
さらに、無理な制限や過度な運動を続けると、心にも負担がかかり、ストレスからドカ食いや体調不良に繋がるリスクもあります。
短期間で落とした体重は、元に戻るのも早いのが現実。
大切なのは、変化を焦らないこと。
健康的なダイエットは「毎月1〜2kgの減量」(個人差あり)が理想的と言われています。
筋肉を維持しながら、代謝を落とさず、食事も楽しみながら体脂肪を減らしていく。
このようなペースで進めていけば、リバウンドしづらく、見た目の変化もより美しくなります。
SNSに映る“短期間で劇的変化した人”に惹かれる気持ちは分かりますが、その裏には多くの努力やリスクがあることも忘れてはいけません。
自分にとっての“理想”を見直そう

他人の体型を目標にするのではなく、「自分の生活に合った、自分らしい理想体型とは何か?」を考えることが重要です。
たとえば、「階段を息切れせず登れるようになりたい」「お気に入りの洋服をまた着たい」「肩こりや腰痛を改善したい」といった目標の方が、現実的で達成感も得やすくなります。
また、周囲の人に褒められるような外見ではなく、自分自身が「心地よく過ごせる身体」を目指すことが、継続のモチベーションにもなります。
日々の小さな変化に目を向けて、「昨日より疲れにくかった」「朝のむくみが減った」など、体の反応に気づくことも、自分の理想を育てていく大事なプロセスです。
SNSを参考にする際も、「この人の食事のバランス、良さそう」「この運動、私もできそう」と、自分の生活に取り入れられる情報を選ぶようにしましょう。
比較するのではなく、ヒントとして活用することが大切です。
続けられる環境作りが、理想の体を作る

どれだけ理想を持っていても、日常生活の中で継続できなければ意味がありません。
SNSの情報は非日常が多いですが、私たちは日常の中でダイエットをしていく必要があります。
続けられる環境作りの第一歩は「完璧を目指さないこと」です。
毎日ストイックなトレーニングや完全な糖質制限を続けるのは現実的ではありません。
週に数回の運動でもOK、食事も「80%のバランス」で十分です。
また、体調が悪い日や忙しい日があっても、気持ちを切り替えて翌日からまた始めればいい。
“継続”とは「毎日同じことを続ける」ことではなく、「やめないこと」が本質です。
さらに、周囲のサポートも大切です。
一緒に頑張れる仲間や、相談できるトレーナー、信頼できる情報源があることで、途中で迷ったときも安心して進めます。
一人で頑張らずに、支え合いながら進めることが、最終的には成功への近道です。
まとめ
SNSにあふれる“理想体型”は、決してあなたの目標である必要はありません。
自分の生活、体質、価値観に合った“現実的な理想”を見つけ、それに向かって一歩ずつ進んでいくことこそが、健康的で美しい体づくりへの道です。
短期間で結果を求めるのではなく、長く続けられる工夫をしながら、少しずつ身体を整えていく。
それが、あなたらしい理想の体を手に入れる一番の近道です。
焦らず、比べず、自分らしく。
SNSの向こうではなく、目の前の自分を大切にするダイエットを、今日から始めてみませんか?