昔より疲れやすくなった人に知ってほしいVO2maxの話

目次

はじめに

こんにちは!REGUTS守谷店トレーナーの清水です!

突然ですが、VO2maxという言葉を聞いたことはありますか?

筋トレをしている方なら筋肉量や体脂肪率、ダイエットをしている方なら体重や体脂肪率を気にすることが多いと思います。

一方で、自分の体力について数字で考えたことがある方は、それほど多くないのではないでしょうか。

私はトレーナーとして日々お客様の運動をサポートしていますが、体づくりというと、どうしても見た目の変化に目が向きやすいと感じます。

体重が落ちた。

体が引き締まった。

筋肉がついた。

もちろん、こうした変化は嬉しいものです。

ただ、体を鍛える目的は見た目だけではありません。

例えば、以前は仕事から帰ってきてもまだ元気だったのに、最近は夕食を食べるだけでも疲れてしまう。

休日に出かけたい気持ちはあるのに、体力のことを考えると家でゆっくりしたくなる。

旅行へ行っても、以前ほど長時間歩けなくなってきた。

こうした変化があると、年齢のせいかなと思ってしまうかもしれません。

もちろん年齢による変化もあります。

しかし、年齢だけが体力を決めるわけではありません。

普段どれくらい体を動かしているのかによっても、体力は変わっていきます。

そこで知っておいてほしいのがVO2maxです。

VO2maxは最大酸素摂取量と呼ばれ、運動中に体がどれくらい酸素を取り込んで利用できるかを表す指標です。

少し専門的に聞こえますが、難しく考える必要はありません。

私はVO2maxを、これから先も自分の体を使って生活を楽しむための体力を考える、一つの目安として捉えてもらえれば十分だと思っています。

筋肉をつけることも大切です。

体重を適正に保つことも大切です。

そして、それと同じくらい、長く動き続けられる体を作ることも大切なのではないでしょうか。

今回は、VO2maxとは何なのか、なぜ健康を考えるうえで重要なのか、そして運動初心者がどのように心肺機能と向き合えばいいのかについて、トレーナー目線でお話ししていきます。

VO2maxとは、簡単に言えば体の「持久力」を見る指標

VO2maxという言葉だけを見ると、かなり難しい印象があります。

最大酸素摂取量と言われても、それが自分の生活とどう関係するのか分かりにくいですよね。

簡単に説明すると、VO2maxは運動中に体が取り込んで利用できる酸素の最大量を示す指標です。

私たちが体を動かすためにはエネルギーが必要です。

そのエネルギーを作るためには酸素が関わっていて、呼吸によって取り込んだ酸素は血液を通して全身へ運ばれ、運動している筋肉などで利用されます。

つまり、体を動かすという一つの行為の裏側では、肺だけでなく心臓や血管、筋肉など、さまざまな機能が協力しています。

VO2maxは、そうした体全体の有酸素能力を考えるための指標です。

ここで重要なのは、VO2maxをアスリートだけのものだと思わないことです。

もちろん、マラソン選手や持久系のスポーツ選手にとっては非常に重要な指標です。

しかし、私たちの日常生活でも心肺機能は常に使われています。

例えば、普段あまり歩かない方が久しぶりに長い距離を歩くと、足より先に息が上がってしまうことがあります。

逆に、普段からある程度運動している方は、同じ距離を歩いても余裕があります。

この差には、筋力だけではなく心肺機能も関係しています。

以前、運動を始めたばかりのお客様で、トレーニングを続けるうちに「最近、階段が前ほど苦じゃなくなりました」と話してくださった方がいました。

体重や見た目の変化だけを追っていると、こうした変化は見落としてしまうかもしれません。

でも、トレーナーとしては非常に嬉しい変化です。

なぜなら、その方の日常生活そのものが少し楽になっているからです。

筋トレを始めると、最初は扱える重量やフォームなどに意識が向きます。

しかし、数か月続けていると、日常生活の中で以前との違いを感じる瞬間が出てきます。

以前より疲れにくくなったり、長く動いても余裕があったりする。

こうした変化は、単純な筋肉量だけでは説明できません。

体を動かす能力そのものが少しずつ高まっている可能性があります。

VO2maxという数字を知ることは、その体力を考えるきっかけになります。

ただし、VO2maxだけですべての健康状態が分かるわけではありません。

あくまで体力を評価するための一つの指標です。

それでも、体重や見た目とは違った角度から自分の体を見られるという意味で、知っておく価値は十分にあると思います。

体力は、将来の「やりたい」を支えてくれる

私は、健康について考えるときに「何歳まで生きられるか」だけではなく、「何歳まで自分らしく動けるか」という視点も大切だと思っています。

健康診断の数値が問題ない。

体重も標準範囲に入っている。

それでも、少し歩いただけで疲れてしまうのであれば、生活の中でできることは少しずつ減ってしまいます。

もちろん、それだけで健康ではないと決めつけることはできません。

ただ、体力が生活の自由度に関係していることは間違いありません。

例えば旅行を考えてみても、体力があれば行動範囲が広がります。

行きたい場所へ行き、街を歩き、観光を楽しみ、最後まで一日を満喫する。

そのためには、観光地の情報だけではなく、自分自身の体力も必要です。

子どもがいる方なら、さらに分かりやすいかもしれません。

子どもは元気に動き回ります。

一緒に遊びたいと思っていても、体力がついてこなければ途中で休みたくなってしまいます。

そのときに必要なのは、必ずしも大きな筋肉ではありません。

長時間動き続けられる体力です。

これは年齢を重ねたときにも同じことが言えます。

若い頃には何も考えずにできていたことが、少しずつ大変になっていく。

その変化自体は自然なものですが、だからといって何もしなくていいわけではありません。

体は使わなければ、少しずつその状態に適応していきます。

反対に、適切な負荷をかけて使い続ければ、年齢を重ねても体力を維持、向上させていくことは可能です。

ここで大切なのが、体力を「将来のための貯金」のように考えることです。

今すぐ必要性を感じなくても、元気に動ける期間を長くするために、今から少しずつ体を動かしておく。

そう考えると、運動の意味が少し変わってくるのではないでしょうか。

ダイエットのために運動する。

見た目を変えるために筋トレする。

もちろん、それも立派な目的です。

ただ、運動にはもっと長期的な価値があります。

自分の足で歩きたい。

旅行を楽しみたい。

家族と一緒に出かけたい。

趣味を長く続けたい。

そんな当たり前の願いを支えるのも、日頃の体力です。

VO2maxを知るということは、単に数字を高くすることではありません。

これから先、自分はどんな生活を送りたいのか、その生活を楽しむために、今の体力で十分なのか。

そんなことを考えるきっかけにもなるのです。

心肺機能を高めるために、いきなり走る必要はない

VO2maxの話をすると、「じゃあ、今日からランニングを始めよう」と考える方もいるかもしれません。

もちろん走ることは心肺機能を高める方法の一つです。

しかし、運動経験が少ない方が、いきなり長距離を走る必要はありません。

むしろ、今まであまり運動していなかった方ほど、最初の負荷設定が重要です。

体力をつけたいという気持ちが強いほど、頑張りすぎてしまうことがあります。

初日に張り切って走った結果、足や膝に違和感が出て、そのまま運動をやめてしまう。

これは非常にもったいないことです。

運動は一回の頑張りよりも、長く続けることに意味があります。

だからこそ、まずは今の自分が無理なくできる運動から始めることが大切です。

例えば、普段より少し活動量を増やしてみる。

その程度からでも構いません。

体が慣れてきたら、少しだけ運動の強度を上げてみる。

それでも余裕があれば、さらに少し負荷を高める。

このように、自分の体の反応を見ながら段階的に進めていく方が、結果的には運動を続けやすくなります。

また、心肺機能だけを考えるのではなく、筋力も一緒に育てていきたいところです。

例えば歩くという動作一つを考えても、脚やお尻、体幹などの筋肉が働いています。

長く動くためには、心肺機能だけでなく、その動作を支える筋力も必要です。

だから私は、筋トレと有酸素運動をどちらか一方だけにする必要はないと考えています。

それぞれに役割があり、目的に合わせて組み合わせればいいのです。

特に運動初心者の場合は、筋トレをしながら日常生活での活動量も少しずつ増やしていくくらいから始めても十分です。

重要なのは、運動を特別なイベントにしないことです。

一週間だけ頑張って終わるのではなく、半年後、一年後にも続いている状態を目指す。

そのためには、自分の生活に無理なく入れられる運動を選ぶ必要があります。

REGUTSでも、初めてトレーニングをする方には、いきなり難しい種目や高強度のトレーニングを求めることはありません。

その方の現在の体力や運動経験を見ながら、少しずつできることを増やしていきます。

できなかったことができるようになる。

以前より楽に体を動かせるようになる。

そうした小さな変化を積み重ねることが、結果として大きな体力の差につながっていきます。

筋肉だけではなく、動ける体を作ろう

筋トレを始める理由は人それぞれです。

体重を落としたい方もいれば、見た目を引き締めたい方もいます。

健康診断をきっかけに運動を始める方もいれば、将来のために今から体を作っておきたいという方もいます。

どの理由が正解ということはありません。

ただ、トレーナーとして一つ伝えたいのは、体づくりをするときに見た目だけをゴールにしないでほしいということです。

筋肉が増えたことは分かりやすいです。

体重が減ったことも数字で確認できます。

一方で、体力がついたことは少し分かりにくいかもしれません。

それでも、日々の生活を支えているのは、そうした目に見えにくい変化です。

以前より長く歩けるようになった。

少し急いでも息が乱れにくくなった。

休日に外出しても翌日に疲れを残しにくくなった。

こうした変化が積み重なると、生活そのものが変わっていきます。

私は、運動の価値はそこにあると思っています。

体を鍛えることは、単純に筋肉を増やしたり体脂肪を減らしたりするためだけではありません。

これから先、自分がやりたいことを自分の体で楽しむための準備でもあります。

その意味では、VO2maxという指標も非常に面白い存在です。

見た目では分からない「動ける力」を考えるきっかけになるからです。

もちろん、すべての人がVO2maxの数値を測定しなければならないわけではありません。

数字にこだわりすぎる必要もありません。

それよりも、自分の体力が今どういう状態なのかを考え、少しずつでも運動する習慣を持つことの方が大切です。

今は健康で問題ないと思っている方にも、ぜひ一度考えてみてほしいと思います。

10年後も今と同じように歩けるでしょうか。

旅行へ行ったとき、一日中楽しめる体力はあるでしょうか。

年齢を重ねても、自分の好きなことを体力を理由に諦めずに済むでしょうか。

未来の体は、今日突然できるものではありません。

毎日の生活の中で少しずつ作られていきます。

だからこそ、まだ体力に大きな不安がない今から運動を始める意味があります。

筋肉をつけることも大切です。

そして、筋肉を使って長く動ける心肺機能を育てることも大切です。

どちらか一方ではなく、両方を含めて「動ける体」を作っていく。

それが、これからの健康を考えるうえで大切なのではないでしょうか。

まとめ

VO2maxは、普段の生活ではあまり聞くことのない言葉かもしれません。

しかし、そこから見えてくるのは、単なる運動能力ではありません。

これから先、自分がどれだけ自由に体を動かし続けられるのかという、生活そのものに関わる体力です。

筋肉量や体脂肪率は見た目にも分かりやすく、目標として設定しやすい数字です。

一方で、心肺機能は日常生活の中で少しずつ変化を感じるものです。

以前より長く動けるようになったと感じたり、体を動かした後の疲れ方が変わったりすると、自分の体力が変化していることに気づけます。

そうした変化は、体重計には表示されません。

でも、人生を楽しむうえでは、とても価値のある変化だと思います。

これから先も旅行を楽しみたい。

家族と出かけたい。

趣味を続けたい。

年齢を重ねても、自分のことは自分でできる体でいたい。

そのためには、今の体を大切にして、少しずつ使っていくことが必要です。

運動は、何か問題が起きてから始めるものではありません。

未来の自分が困らないように、今から準備しておくものでもあります。

そして、その準備は決して激しいトレーニングである必要はありません。

今の自分にできる運動から始めて、体が慣れてきたら少しずつ負荷を高めていく。

筋力をつけながら、心肺機能も育てていく。

そんな積み重ねが、長く動ける体につながっていきます。

REGUTS守谷店では、ダイエットやボディメイクだけを目的にするのではなく、その先にある健康的な生活まで考えてトレーニングをサポートしています。

運動経験がない方にとって、最初の一歩は少し勇気が必要かもしれません。

何をすればいいのか分からない。

自分にできるか不安。

周りについていけるか心配。

そう感じるのも自然なことです。

だからこそ、自分だけで完璧にやろうとする必要はありません。

今の体力を知り、今できることから始めれば大丈夫です。

体を変えることは、未来の生活を変える準備でもあります。

見た目を整えるだけではなく、年齢を重ねても自分らしく動ける体を作る。

そのために、筋肉だけではなく心肺機能にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

REGUTS守谷店で、これから先も自分の体を自由に使えるための体づくりを、一緒に始めてみませんか。

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